2016年7月22日金曜日

Tree Spork デザインのはなし























森のなかのキャンプ。しずかに耳を傾けると風で木々がゆらめき、こすれあい
木たちが会話しているように感じる。
そんな木をイメージし、デザインしたのがツリースポークです。


木材は希少材のミネバリを使用。
ミネバリは別名:斧折樺(オノオレカンバ)とも言い、その名の通り、斧が折れる程堅いカバノキ科の落葉高木で1mm幹が太くなるのに3年程かかる目の詰まった堅い木なんです。成長するのにとても年数のかかる木だから希少材なんですね。長野県では木曽郡木祖村の伝統工芸品:お六櫛(おろくぐし)がミネバリで作られていて有名です。
























ツリースポークは堅いミネバリ材なので、肉やジャガイモなども刺すことが可能。
そして持ち手がちょっと長め。短めのスポークはスプーンを使った後、フォークを使うと持ち手部分が近いため、手が汚れてしまう事があるからです。ストレートな持ち手は細めになっているので鉛筆を持つような感覚。やはり木はぬくもりがあっていいです。
木目も美しい。家族で使っても一本一本、木目がちがうので、「コレが私のツリースポーク!」って決めれば、愛着もわきますよ!
森の中のおいしいごはん。楽しい一時です。